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国内の慢性腎臓病患者は年々増加しており、年間4万人以上の新規患者が透析治療を開始しています。それに伴い、透析医療費は増大し、国の全医療費の約4%に至るまでになっています。
リジェネフロは、失われた腎臓機能の再生や、重症化を抑制する手段を提供することで、社会に貢献していきます。
ネフロンは腎臓の血液をろ過し、尿を作る機能を担っています。ネフロンを構成する糸球体、尿細管は、「ネフロンぜんく細胞」から分化します。 このネフロン前駆細胞は、壊れた腎臓の修復や再構築への活躍が期待されています。
「ネフロンぜんく細胞」は、胎児には存在し、出生前には消失しますが、リジェネフロでは、ヒトiPS細胞から「ネフロンぜんく細胞」を作成し、「しきゅうたい」と尿細管を含む腎オルガノイドの形成に成功しています。 このヒトiPS細胞由来の「ネフロンぜんく細胞」をiNPCと呼んでいます。
また、患者の腎臓へiNPCを移植することで、腎機能の回復が図れることが分かっており、専門性を持つ各社と共同開発体制を構築して事業化を進めています。
iNPC移植による機能低下抑制を、先駆けて事業化する一方、腎臓オルガノイドの創薬活用、低分子腎疾患治療薬の開発、次世代型iNPC開発など、多彩な事業化を検討しています。